No.188 ニース風サラダ
異例の事態で一年遅れて開催されたTOKYO 2020 から3年、Parisオリンピックが始まり、何かとフランスが取り上げられている。料理もファッションも長い歴史と共に洗練された文化の国。一味違う大人のお洒落に憧れる。
地中海の青い海を思い描いてみる。海からの風を受けながら、冷えた白ワインと共に楽しむブランチ。名前の通り、ニース風サラダはそんな風景が似合う。海の恵みのツナと、オリーブ、茹で卵が入るのが特徴のこのサラダ。今日はレタスと馬鈴薯にトマト、いんげんなどをラリック (Lalique) のボウルに盛り合わせた。
この ルネ ラリック(René Lalique 1860-1945 )は、フランスのガラス工芸家で、自らの工房を持ち、アール・デコ、アール・ヌーボーの時代に香水瓶や食器、インテリアを飾るアイテムなど数多くの作品を生み出した(過去 No.30,36,104,156 の回にも登場)。 このボウルは、乳白色ガラスで涼しさを誘う。モチーフの名前は調べたけれど不明。海に漂う海藻のようにも見える。ビネガーとフレンチマスタード、オリーブオイルのシンプルなドレッシングでいただいた。
器 サラダボウル 径20cm 高8,5cm
作 ルネ ラリック(René Lalique )