273 蛤のクラムチャウダー

いただいた蛤で、贅沢にクラムチャウダーを作った。考えてみると以前から、クラムチャウダーに使う貝はあさりなの?蛤なの?と疑問に思っていた。調べてみると、クラムチャウダーとは二枚貝を使う料理名で、どちらの貝でもクラムチャウダーになるのだそうだ。
クラムチャウダーには、ニューイングランド風 (ボストン風)、マンハッタン風、と種類がある。その違いも意識していなかったのだけれど、材料や作り方は同じでクリーム味かトマト味か、の違いだそうだ。因みに、クリーム味はニューイングランド風。クラムチャウダーはやはりクリームスープのイメージが強い。
昔、仕事でニューヨークへ行っていた頃、親会社の日本担当をしていた中国系アメリカ人の女性にクラムチャウダーの作り方を聞いた事があった。今ほどインターネットが普及しておらず、手軽に何でも調べられる時代ではなかった。私は今でも彼女が口頭で教えてくれた手順で作っているけれど、今、クッキングレシピを検索して出てくる作り方もほぼ変わらない。
少量の水か白ワインと貝を鍋に入れ、蒸して貝が開いたら殻から身を外す。身と残ったスープは分けて取っておく。僅かににんにくの香りが加わるように、冷たい鍋肌ににんにくの切り口を擦り付ける。その鍋で玉ねぎとベーコンを炒め、馬鈴薯を加える。野菜やベーコンの切り方は好みだけれど、私は小さめの一口大。あさりで作る事が多いので、あさりに大きさを合わせる事になる。馬鈴薯に油が回ったら少なめの水と蒸した時に残った汁を入れ、少し煮て、その後好みの量の牛乳を加えて柔らかくなるまで煮込む。仕上がる直前に貝の身を鍋に加え、味を整える。私は粗挽きのブラックペッパーを効かせるのが好みだ。
蛤で作った贅沢なクラムチャウダーは、英国のPOOLE POTTERY のボウルに盛った。POOLE は以前、何度も登場している。この、厚めのぽったりした量感、マットな質感、温かみのある花柄モチーフの色使いが好きで、我が家ではこのシリーズを集めている。まだ肌寒い日に、大きい蛤入りの熱々スープを盛るにはぴったりだわ、と思いながら美味しくいただいた。
器 手付きボウル 径12cm (14cm 手込) 高 6,5cm
作 POOPE POTTERY (ENGLAND)

















