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うつわ道楽

No.7

 人気の餃子。こだわって作られた専門店のもの、家庭での手作りの味、レベルの高い冷凍食品とそれぞれの美味しさで身近なメニューだ。日本で食される餃子のほとんどは焼き餃子だが、発祥の中国では地方にもよるが餃子と言えば水餃子なのだそうだ。 ちなみに中国では明の時代には既に存在したらしい。もっちりした厚めの皮に、具は肉、野菜、海鮮と多種多様で、おかずではなく餃子自体が主食として食される。。。そう聞くと、かなり乱暴だけれど日本のおにぎりを連想した。だがおにぎりのようなカジュアルな位置付けとは違い、中国では縁起もの。春節の頃に長寿を願って大晦日に年越しとして食べたり、元旦に豊作を祈って、と日本の年越し蕎麦やお節のような位置付けだ。

写真の水餃子。皮は一般的な焼き餃子用の市販のものを使ったので、水餃子にしては薄めだが、焼き餃子とは違って具が薄く透けて見える綺麗な乳白色に仕上がった。発祥の中国に敬意を表してこの明朝頃と思われる青磁の皿に盛ってみた。何を盛っても映えるお気に入りの皿。香菜を添え、漬けタレにナンプラーを加えたらアジアンな味わいになった。

器 青磁 八角皿

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