No.116 シュープレーム
少し気取ってフランス料理のシュープレームを作った。伝説の家政婦、志麻さんの簡易レシピを参考にした。いつもはクリームシチューにするのを、ほぼ同じ材料で作る事ができるレシピだった。少し違うのは、普通は小麦粉を使うけれど、このレシピでは片栗粉を使うところ。フランス料理で片栗粉ってあまり聞かない組み合わせだけれど、もしかしたら本来はコーンスターチを使うのだろうかと考える。日本の家庭用に片栗粉で代用して、作りやすくアレンジしているのかも知れない。
簡単に出来るのに、期待以上の美味しいフランス料理が出来た。鶏は骨付きの部位を使う事で出汁が出て、難しいブイヨン無しでも旨味が有る。クリームソースで煮込まないから、野菜や鶏はそのものの味が生きていて、こくの有るソースが絡んでとても美味だった。
器はSusie Cooper(スージー クーパー)のシチュー皿。縁のグリーンが外から内に向かってグラデーションになって濃淡がつき、木洩れ陽を浴びて陽に透ける湖面の様に輝いて美しい。これはノーズゲイと呼ばれる柄で、以前使った(No.49 2021/11/19)スープカップ&ソーサーと同じシリーズ。どちらも食卓には度々登場するけれど、見飽きる事はなくとても使いやすい。作られていた当時も、現在も変わらず愛される理由が解る気がする。
器 Susie Cooper ノーズゲイスープ皿 径25cm 高4cm