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うつわ道楽

No.295 夏野菜の天麩羅

 夏野菜の3種類をかき揚げにした。玉蜀黍は甘味が際立ち、ゴーヤは苦味が緩和されて食べやすくなる。枝豆は塩茹でして少し残っていたのを鞘から出して揚げた。素麺に揚げ物を添えると、ボリュームも栄養価もアップして満足感がある。夏野菜の天麩羅なら、いつもは茄子を欠かせないのだけれど、また作りすぎてしまうから今回は自重した。

 黄と緑のかき揚げを白い萩焼の皿に盛った。その名も “白き天” 。箱に作家が書いた名だ。作ったのは 第13代 三輪 休雪。萩焼の三輪窯特有の白の釉薬が美しい。底の平らな面から緩やかに広がる皿は、その縁だけが広がりとは逆に、内に向けて薄く、鋭く反りかえる。代々伝わる土と釉薬を使いながらも、13代の休雪(本名 和彦) の作品にはいつも”モダン”さを感じる。以前、2021年、年末のNo.52に登場した角皿も今回のこの丸皿も、萩焼の、そして和食器の枠を超えた魅力があって好きだ。

器 萩焼 皿 『白き天』 径23,5cm 高4,3cm

作 第13代 三輪 休雪